手足の冷え、足が疲れやすい
原因・検査
手足の冷えの原因は循環器疾患として、末梢の血液循環の低下が疑われます。
足と上腕の動脈の血圧比を表すABIでは0.9未満では動脈が細くなっている可能性があります。この場合は下肢の血流低下が疑われますので、造影CTやMRIなどを行い下肢の血流の評価を行います。また上腕動脈の狭窄の場合には左右差が出てくることがあります。血圧の低い方では血管が狭くなっている可能性があります。原因としては動脈硬化、大動脈解離、大動脈炎症候群などが可能性としては挙げられます。
手足の冷え、足が疲れやすい
疾患の治療方法
治療法としては薬物療法、カテーテルでの治療、外科的バイパス手術、血管の置換術などを行う場合があります。
その他の原因
寒さに反応して末梢の細い動脈が収縮することで血流不全を生じることがあります。指先が青白くなることが特徴的で、動脈硬化以外にも関節リウマチ、全身性強皮症などの膠原病で生じることがあります。
他には鉄分不足、ホルモンのバランスが崩れたり、自律神経失調などが原因として挙げられます。