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ミラノ・コルティナオリンピック開幕 〜「観るスポーツ」が心と健康に与える影響〜

認知症

ミラノコルティナオリンピック開幕 〜「観るスポーツ」が心と健康に与える影響〜

本日からミラノ・コルティナオリンピックが開幕しました。
世界トップレベルのアスリートたちの真剣勝負に、胸が熱くなる方も多いのではないでしょうか。

実は最近、「スポーツを観ること」そのものが、特に高齢者の心と社会的な健康に良い影響を与えることが、日本の大規模研究で明らかになっています。

Watching sports and subsequent health and well-being in older adults: a longitudinal outcome-wide study. Archives of Gerontology and Geriatrics 142 (2026) 106120


スポーツ観戦で「気分が落ち込みにくくなる」

日本全国の高齢者5,000人以上を追跡した研究では、

  • スポーツをテレビやインターネットで観ている人

  • 年に数回でも現地で観戦する人は、数年後に抑うつ症状が悪化しにくいことが示されました。

オリンピックのような大会を応援することで
「ワクワクする」「感動する」「一体感を感じる」
といった感情が、心の健康を支えている可能性があります。


「人とのつながり」が自然に増える

スポーツ観戦の効果は、気分だけではありません。

  • 友人と会う頻度が増える

  • 話題が増えて会話が弾む

  • 地域や仲間とのつながりが強くなる

といった社会的なつながりの向上も確認されています。

「一人でテレビ観戦」でも、
「同じ競技を応援している」という感覚が
孤立感を和らげる“疑似的なつながり”として働くと考えられています。


ひとつ大切な注意点も

一方でこの研究では、
頻繁に現地観戦をする高齢者では、認知症リスクがやや高くなる可能性も報告されています。

理由はまだはっきりしていませんが、

  • 長時間の移動や疲労

  • 生活リズムの乱れ

  • もともとの体力・健康状態の影響

などが関係している可能性があり、
「ほどほどに楽しむ」ことが大切だと考えられます。


当院からのメッセージ

オリンピックは、
✔ 無理に体を動かさなくても
✔ 自宅で気軽に
✔ 心が前向きになる

とても良い“健康習慣のきっかけ”になります。

寒い時期は特に、
「観て楽しむ」+「少し体を動かす」+「人と話す」
この組み合わせを意識してみてください。

ミラノ・コルティナオリンピックをきっかけに、
心も体も元気に過ごしていきましょう。