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炭酸飲料が認知症のリスク因子になる?

生活習慣  / 認知症  / 食事

🧠 炭酸飲料と認知症リスク

ソーダ(炭酸飲料)の摂取と認知症の関連:Northern Manhattan Study より

Soda consumption and risk of dementia: The Northern Manhattan study. J Alzheimers Dis. 2026 Feb;109(4):1908-1916. doi: 10.1177/13872877251411414. Epub 2026 Jan 2.


🔎 研究の背景と目的

炭酸飲料(ソーダ)は血管リスクと関連することが知られていますが、認知症との関係は十分に調べられていませんでした。
そこで本研究は、炭酸飲料(特に「ダイエットソーダ」)の摂取頻度と認知症リスクの関連を調べることを目的に行われました。

🥤 ダイエットソーダとは?

砂糖の代わりに「人工甘味料(カロリーゼロ甘味料)」を使った炭酸飲料のことです。
カロリーや糖質がほぼゼロ、もしくは非常に低いのが特徴です。

🥤 具体的な製品例(日本でよく見かけるもの)

  • コカ・コーラ ゼロ

  • コカ・コーラ ゼロカフェイン

  • ペプシ ゼロ

  • ペプシ スペシャル

  • 三ツ矢サイダー ゼロ

  • カルピスソーダ ゼロ

👉 「ゼロ」「ダイエット」「カロリーオフ」と表示されている炭酸飲料が該当します。


🧪 研究デザイン

  • 参加者:認知症のない 947 名(平均年齢 64 歳)

  • 追跡期間:長期追跡

  • 方法:食事調査で「通常のソーダ」「ダイエットソーダ」の摂取頻度を確認

  • 評価指標:認知症の発症

  • 統計解析で、年齢・性別・血管リスクなどの影響を調整して評価しました。


📊 主な結果

🥤 ダイエットソーダと認知症

  • ダイエットソーダの摂取量が多いほど、認知症発症リスクが高まる関連が見られました。

  • 1 日にダイエットソーダを 1 杯増やすごとに、認知症リスクが 約 1.39 倍高くなるという結果でした。

さらに、

  • 1 日に 1 杯以上のダイエットソーダを飲む人は、1 日以下の人に比べて約 4 倍高いリスク でした。

※ この関連は 非ヒスパニック系の白人・黒人の参加者で顕著でしたが、ヒスパニックでは明確な関連は見られませんでした。


🧠 通常のソーダ(砂糖入り)との関連

  • 通常のソーダの摂取頻度と認知症発症には 統計学的に有意な関連は認められませんでした。(傾向はみられましたが、有意差なし)


🩺 この結果の解釈

この研究では、特にダイエットソーダの頻回摂取が認知症リスクと関連している可能性が示されました。
ただし、次の点にも注意が必要です:

  • この関連は、肥満や糖尿病などがあるときに強く出ていた可能性があり、
    → その場合は「逆因果の可能性(すでにリスク因子があってダイエットソーダを選んでいる)」も示唆されています。

  • 結果は観察研究であり、因果関係を証明するものではありません。


🧠 まとめ

✔ ダイエットソーダの 頻繁な摂取は認知症リスクと関連する可能性がある
✔ 砂糖入り通常ソーダとの明確な関連は今回の結果では示されなかった。
✔ 肥満や糖尿病の有無などとも関連がありうるため、総合的な生活習慣の見直しが大切


🍽 実生活へのメッセージ

  • 炭酸飲料を“毎日のくせ”にする前に、飲む頻度や量を振り返ってみましょう。

  • 健康的な水分補給は、お茶・水・無糖飲料などが基本

  • ダイエット目的でも、人工甘味料飲料の常習は控えめにすることが安心です。

※ この研究は因果関係を確定するものではなく、さらなる研究が必要です。