牛乳で心臓疾患減る!?
「牛乳を飲む習慣」と心臓の病気について
〜世界規模の研究から分かってきたこと〜
「牛乳や乳製品は体にいいの?悪いの?」
そんな疑問に答える、世界185か国以上・約3万人以上のデータを用いた大規模研究が2025年に報告されました
🔍 この研究で調べたこと
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牛乳・ヨーグルト・チーズの摂取量と
心臓や血管の病気(心筋梗塞・狭心症・脳卒中など)の関係 -
「どのくらいの頻度で飲むか」
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「脂肪分の多い牛乳/少ない牛乳で違いはあるか」
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体の炎症(血液検査の指標)との関係
🌱 主な結果(やさしくまとめると)
① 牛乳を飲む人ほど、心臓病が少ない傾向
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牛乳をよく飲む人ほど、心血管疾患のリスクが低いことが分かりました
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心筋梗塞や冠動脈疾患でも同じ傾向が見られました
② ポイントは「量」より「頻度」
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毎日 or 週に何回か牛乳を飲む人は
ほとんど飲まない人より、心臓病が少ない -
「たまに大量に飲む」より
👉 少量でも継続して飲むことが大切そうです
③ 脂肪分の多い・少ないで大きな差はなし
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低脂肪牛乳でも、普通の牛乳でも
心臓病リスクに大きな差はありませんでした -
「脂肪があるから心臓に悪い」と
必ずしも言えない結果です
④ 体の“炎症”が少ないことが関係しているかも
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牛乳を飲む人は、血液検査でみる
慢性的な炎症のサインがや少し低い -
炎症は動脈硬化や心臓病の土台になるため、
👉 牛乳が間接的に心臓を守っている可能性が示されました
🫶 この結果をどう受け止めたらいい?
この研究は「牛乳を飲めばからなず心臓病を防げる」というものではありません
ただし、
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牛乳は
✔ カルシウム
✔ たんぱく質
✔ 血圧や炎症に関わる成分
を含む栄養バランスのよい食品 -
バランスのとれた食事の一部として
無理のない範囲で取り入れることは
心臓にとって“悪くなさそう”
むしろプラスになる可能性がある
と考えられます。
🥛牛乳は1日にどれくらい飲めばいいの?
〜研究結果を日常生活に落とし込むと〜
今回の論文もそうですが最近の大規模研究では、牛乳を「定期的に」飲んでいる人ほど、心臓や血管の病気が少ないことが分かってきました
では、実際の生活ではどのくらいを目安にすればよいのでしょうか
✅ 1日の目安量は?
▶ 目安は「コップ1杯くらい」
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牛乳 200ml(コップ1杯)
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毎日でなくても
👉 週に4〜7回程度飲めていればOK
この研究では「たくさん飲むこと」よりも、
少量でも“続けていること”が大切だと示唆されています。
🍽 実際の食事ではどう取り入れる?
🥣 朝食で
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トースト+牛乳
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シリアルやオートミール+牛乳
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コーヒーやカフェオレを牛乳入りにする
👉 忙しい朝でも取り入れやすいのがポイントです。
🍱 昼・夕食で
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料理に少し使う
(シチュー、グラタン、スープなど) -
食後に少量の牛乳やラテ
👉 「飲まなきゃ」と思わず、
料理の一部として使うのも立派な方法です。
🧁 間食・リラックスタイムに
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おやつと一緒に少量の牛乳
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寝る前に温かいホットミルク
👉 睡眠の質を助ける可能性もあります。
🫀 心臓のために気をつけたいポイント
✔ 脂肪分は気にしすぎなくてOK
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低脂肪でも普通の牛乳でも大きな差はなし
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続けやすいものを選びましょう
✔ 「牛乳だけ」に頼らない
牛乳はあくまで生活習慣の一部です。
一緒に心がけたいこと:
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🧂 塩分を控えめに
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🐟 魚・野菜・大豆製品を意識
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🚶♂️ 毎日の軽い運動
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😴 しっかり眠る
👉 これらと組み合わせてこそ、心臓を守る力が高まります。
⚠ こんな方は無理しなくて大丈夫
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牛乳を飲むとお腹が張る・下す
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乳製品が体質的に合わない
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カロリー制限が厳しく必要な方
👉 無理に牛乳を飲む必要はありません。
ヨーグルト・チーズ・大豆製品など、
他の選択肢もありますのでご相談ください。
🏥 当院からのひとこと
牛乳は
「体にいいから飲まなきゃいけないもの」
ではありません。
でも、
✔ 飲める人が
✔ 無理なく
✔ 生活の中で続ける
のであれば、心臓にとってプラスになる可能性がある食品です。
ご自身の体調・持病・生活スタイルに合わせて、
一緒にちょうどよい形を考えていきましょう。


