睡眠不足は心房細動のリスクになるかも(Circulation Reportsより)
睡眠時間と心房細動の関係
― 働き盛り世代では「睡眠不足」が不整脈のリスクに ―
最近の研究で、睡眠時間と心房細動(不整脈の一種)には関係がある可能性が熊本大学から報告されました。最近日本循環器学会が特に力を入れている新しい論文のCirculation Reportsからになります。
この研究では、1週間のホルター心電図(加速度センサー付き)を用いて、実際の睡眠時間を推定し、心房細動との関係を調べています。
研究のポイント
研究では
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50代(働き盛り世代)
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70代(引退世代)
を比較して解析しました。
その結果、
■ 心房細動がある人は睡眠時間が短い
平均睡眠時間
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心房細動あり:約 6時間15分
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心房細動なし:約 6時間45分
と、不整脈のある人の方が睡眠が短い傾向がありました。
■ 睡眠が1分増えるごとにリスクが低下
統計解析では
睡眠が1分長くなるごとに心房細動のリスクが約0.4%低下
という結果でした。
特に
50代ではよりはっきりした関係が確認されています。
■ ただし「寝すぎ」も良いわけではない
睡眠時間と心房細動の関係は
短すぎる睡眠 → リスク上昇
ですが
長すぎる睡眠はそれ以上の予防効果はない
可能性も示されています。
なぜ働き世代で影響が強い?
理由として
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仕事によるストレス
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長時間労働
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不規則な生活
などにより、睡眠不足が起こりやすいことを挙げています。
まとめ
✔ 睡眠不足は心房細動のリスクになる可能性があります
✔ 特に働き盛り世代では影響が大きい可能性
✔ 目安として 6時間以上の睡眠が重要と考えられます
忙しい毎日ですが、
「睡眠も心臓の健康を守る大切な習慣」です。
十分な睡眠を意識することが、将来の不整脈予防につながるかもしれません。
仕事も大事ですが体を壊さないためにもしっかりと睡眠をとることを意識されるといいですね。


