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食事の「(ポリ)フェノール」が心臓血管に良いって本当?

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🧠 食事の「(ポリ)フェノール」が心臓血管に良いって本当?

― 新しい大規模研究結果からわかったこと(2025年11月発表) ―

📘 参考論文:
BMC Medicine
(ポリ)フェノール豊富な食事を続けると心血管リスクが低くなる」(ツインズUKコホート研究)

Higher adherence to (poly)phenol-rich diet is associated with lower CVD risk in the TwinsUK cohort. BMC Medicine. 27 November 2025. Volume 23, article number 645, (2025)


🧩 研究の背景

✔ 「ポリフェノール」は
 - 野菜や果物、コーヒー・お茶、ナッツ、赤ワインなどに含まれる
 - 抗酸化・抗炎症作用がある成分です

✔ 過去の研究では
 ポリフェノール単体の摂取と心血管病(心臓病・脳卒中など)の関連が示唆されてきましたが、
 食事全体としての「ポリフェノール食パターン」は十分に評価されていませんでした。


📊 今回の研究のポイント

🧪 対象

  • 英国に住む一般成人 3,110名

  • 平均的に 11年以上フォローアップされた長期観察データ

📌 何を評価したか?

研究では

① 食事アンケートから作成した 「ポリフェノール豊富な食事スコア(PPS-D)」
② 尿中のポリフェノール代謝物(PPS-M)

を用いて

👉 「どれだけポリフェノールに富む食事をしているか」
👉 その人の 心血管リスクとの関連

を調べました。


🥗 主な結果(わかりやすく)

🍀 ① ポリフェノール豊富な食事をしている人ほど

✔ 心血管リスクが低かった

(ASCVDリスクスコアやHeartScoreなどの予測リスク指標で)

🍀 ② 尿中のポリフェノール代謝物でも同じ傾向

✔ 尿に出るポリフェノールの代謝物(フラボノイドやフェノール酸など)が多い人は
 心血管リスクが低い傾向でした。


🧠 どういう意味?

この研究は、
単に「ポリフェノール含有食品をたくさん食べた」だけでなく、

🍎 食事全体として
「ポリフェノール豊富な食事パターン」を長く続けるほど、

➡ 心血管リスクが低くなる
(血圧・脂質・ASCVDリスクなど複数の指標で)

ということを示しています。


🥘 ポリフェノール豊富な食事って?

「ポリフェノール」は植物由来の成分で、
次の食品に多く含まれます:

🌿 多く含まれる食品例

  • お茶・コーヒー

  • ベリー類(いちご・ブルーベリーなど)

  • 果物(リンゴ・柑橘類など)

  • ナッツ・種子

  • 野菜(色の濃い葉物・根菜)

  • 全粒穀物

  • 赤ワイン(適量が前提)

※ただしワインはアルコールなので適量を守ることが大切です。


🏡 日常生活で取り入れるには

1. 食事の基本を植物中心に

  • 色の濃い野菜や果物を毎食取り入れる

  • 全粒穀物や豆類を意識する

2. お茶やコーヒーを活用

  • 食後やティータイムで緑茶・紅茶・コーヒーもOK

3. ナッツ・種子を間食に

  • 塩分や油を控えたものを少量


📌 まとめ

✔ 「ポリフェノール豊富な食事パターン」を長く継続すると
 → 心血管リスクの低下に関連した

✔ 尿中代謝物データでも同じ傾向が確認され
 → 食事だけでなく体内反映としても裏付けあり

✔ ポリフェノールは単独ではなく「食事全体」で考えるべき


📍 当院からのメッセージ

この研究は

🌿 食事全体の質を高めること
 = 心血管の健康に役立つ

という視点を強く支持しています。

「ポリフェノール食品を楽しみながら、食卓全体を植物中心にする」
という日々の習慣が、長期的な健康につながるというメッセージです。