食事の「(ポリ)フェノール」が心臓血管に良いって本当?
🧠 食事の「(ポリ)フェノール」が心臓血管に良いって本当?
― 新しい大規模研究結果からわかったこと(2025年11月発表) ―
📘 参考論文:
BMC Medicine
「(ポリ)フェノール豊富な食事を続けると心血管リスクが低くなる」(ツインズUKコホート研究)
🧩 研究の背景
✔ 「ポリフェノール」は
- 野菜や果物、コーヒー・お茶、ナッツ、赤ワインなどに含まれる
- 抗酸化・抗炎症作用がある成分です
✔ 過去の研究では
ポリフェノール単体の摂取と心血管病(心臓病・脳卒中など)の関連が示唆されてきましたが、
食事全体としての「ポリフェノール食パターン」は十分に評価されていませんでした。
📊 今回の研究のポイント
🧪 対象
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英国に住む一般成人 3,110名
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平均的に 11年以上フォローアップされた長期観察データ
📌 何を評価したか?
研究では
① 食事アンケートから作成した 「ポリフェノール豊富な食事スコア(PPS-D)」
② 尿中のポリフェノール代謝物(PPS-M)
を用いて
👉 「どれだけポリフェノールに富む食事をしているか」
👉 その人の 心血管リスクとの関連
を調べました。
🥗 主な結果(わかりやすく)
🍀 ① ポリフェノール豊富な食事をしている人ほど
✔ 心血管リスクが低かった
(ASCVDリスクスコアやHeartScoreなどの予測リスク指標で)
🍀 ② 尿中のポリフェノール代謝物でも同じ傾向
✔ 尿に出るポリフェノールの代謝物(フラボノイドやフェノール酸など)が多い人は
心血管リスクが低い傾向でした。
🧠 どういう意味?
この研究は、
単に「ポリフェノール含有食品をたくさん食べた」だけでなく、
🍎 食事全体として
「ポリフェノール豊富な食事パターン」を長く続けるほど、
➡ 心血管リスクが低くなる
(血圧・脂質・ASCVDリスクなど複数の指標で)
ということを示しています。
🥘 ポリフェノール豊富な食事って?
「ポリフェノール」は植物由来の成分で、
次の食品に多く含まれます:
🌿 多く含まれる食品例
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お茶・コーヒー
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ベリー類(いちご・ブルーベリーなど)
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果物(リンゴ・柑橘類など)
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ナッツ・種子
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野菜(色の濃い葉物・根菜)
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全粒穀物
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赤ワイン(適量が前提)
※ただしワインはアルコールなので適量を守ることが大切です。
🏡 日常生活で取り入れるには
1. 食事の基本を植物中心に
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色の濃い野菜や果物を毎食取り入れる
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全粒穀物や豆類を意識する
2. お茶やコーヒーを活用
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食後やティータイムで緑茶・紅茶・コーヒーもOK
3. ナッツ・種子を間食に
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塩分や油を控えたものを少量
📌 まとめ
✔ 「ポリフェノール豊富な食事パターン」を長く継続すると
→ 心血管リスクの低下に関連した
✔ 尿中代謝物データでも同じ傾向が確認され
→ 食事だけでなく体内反映としても裏付けあり
✔ ポリフェノールは単独ではなく「食事全体」で考えるべき
📍 当院からのメッセージ
この研究は
🌿 食事全体の質を高めること
= 心血管の健康に役立つ
という視点を強く支持しています。
「ポリフェノール食品を楽しみながら、食卓全体を植物中心にする」
という日々の習慣が、長期的な健康につながるというメッセージです。


