麻疹(はしか)が増え始めています
都内で麻疹が再び報告されている理由
東京都では令和8年1月に麻疹患者が確認され、医療機関内で不特定多数と接触した可能性が公表されています。
日本は2015年にWHOから「麻疹排除国」と認定されていますが、近年の発生はほぼすべて海外由来(輸入症例)がきっかけです。
データで見る最近の状況
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東京都の麻疹患者数
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2024年:10人
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2025年:34人
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2026年:すでに3人(2月2日時点)
麻しん(はしか)患者の発生について全国でも2025年に265人と増加しており、再流行の土壌ができつつある状況です。
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背景には
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海外渡航者の増加
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ワクチン接種歴が不明・1回接種のみの成人
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集団免疫を維持する接種率(95%以上)に未達
といった要因があります。
麻疹の症状
感染力はきわめて強く、麻しんに対する免疫を持っていない人が、感染している人に接すると、ほぼ100%の人が感染します。感染しても発症しない不顕性感染はなく、全て発症します。典型的には、約10〜12日間の潜伏期間の後、38℃程度の発熱及びかぜ症状が2〜4日続き、その後39℃以上の高熱とともに発疹が出現、主な症状は、発熱・発疹の他、咳、鼻水、目の充血などになります。
また、合併症としては、肺炎、中耳炎、稀に、脳炎、失明等があり、肺炎や脳炎は、重症化すると死亡することもあります。死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。一度感染して発症すると一生免疫が持続するとされています。
麻疹は「空気感染」する、非常に感染力の強い病気
麻疹は
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空気感染・飛沫感染・接触感染すべてで広がる
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免疫がない人が接触するとほぼ100%発症
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発疹が出る前が最も感染力が強い
という特徴を持ちます。
治療は基本的に対症療法のみで、予防が何より重要です。
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麻疹ワクチン 2回接種歴の確認(定期予防接種(第1期:1歳児、第2期:小学校就学前の1年間))
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不明・1回のみ → 抗体価測定 or 追加接種
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自費になってしまいますが抗体のチェックして少ないなら風疹と合わせてMRワクチン接種が必要になるかもしれません
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こんな方は特に確認をおすすめします
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医療機関・保育・学校など人と接する仕事の方
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海外渡航の予定がある方
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ワクチン接種歴を覚えていない方
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妊娠をきっかけに、感染症対策を見直したいご夫婦
麻疹は今も流行する可能性のある感染症
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抗体検査・ワクチンについては、ぜひご相談ください


