🫘 納豆食べて心房細動減らせる?
🫘 大豆パワーで心臓のリズムを守れる?
—— 大規模コホート研究が教えてくれたこと
大豆食品や大豆に含まれる栄養素(イソフラボン・ビタミンK)を日常的に食べると、
心房細動(心臓が不規則にドキドキする病気)のリスクにどんな影響がある?
そんな疑問に答えるために行われたのがこの研究です。
J Nutr. 2025 Nov 26:S0022-3166(25)00718-7
📊 研究のカンタン概要
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対象:30〜90歳の男女 5,278人
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追跡期間:平均12.6年
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食事は**食物摂取頻度アンケート(FFQ)**で評価
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心房細動は心電図、健診、医療記録、死亡診断書で判断
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統計的にリスクを比較(Cox回帰分析)
🧠 結論:”全部の大豆”ではなく、ピンポイントで効果あり!
🟩 女性 — 納豆 + ビタミンK が吉!
💡 多く納豆を食べている女性は、心房細動リスクが約半分に減る傾向
➡ 最も多く食べるグループは最も少ないグループに比べ 約56%リスク低下✨
💡 ビタミンK(大豆食品に多い栄養素)も、女性でリスク減少と関連
➡ 上位の摂取で約33%リスクダウン!
👉 つまり
「女性なら納豆+ビタミンK食が心房細動予防に効くかも?」
という面白い発見です。
⛔ 男性は、今回の研究では明確な効果なし
男性では、納豆・味噌・豆腐・イソフラボン・ビタミンKいずれも
心房細動リスクとの関連は見られませんでした。
(つまり、統計的に有意な効果は確認されなかった)
🍱 意外なポイント — 大豆食品すべてではない!
✔ 納豆 → リスク減少(女性)
✔ ビタミンK → リスク低下(女性)
❌ 豆腐、全体の大豆食品、イソフラボン → 有意な関連なし
つまり、
大豆なら何でもOKじゃなくて、「何を」「誰が」食べるかがポイント!
というのが、この研究のユニークなところです。
😄 なぜ納豆がいいの?
納豆は一般的な大豆食品より…
🌿 発酵によって栄養価が変化
🌿 ビタミンKが豊富
🌿 腸内細菌と栄養素の相性も良い
…などの理由が考えられます。
(ただし、因果関係を確定するにはさらなる研究が必要です)
⭐️ 読者へのメッセージ
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納豆好きな人には朗報?
女性のデータでは、心房細動予防につながる可能性あり! -
でも全部の大豆食品が万能ってわけじゃない!
豆腐や大豆そのものは、今回この研究では効果が出ませんでした。 -
食生活全体のバランスが大事
大豆だけで健康が保証されるわけではありませんが、
納豆やビタミンKを上手に取り入れるのは健康習慣としてアリです😊
🥢 まとめ(結論)
🔹 女性は「納豆」や「ビタミンK」多めで心房細動が少ない可能性
🔹 男性は影響なし(この研究では)
🔹 豆腐や他の大豆食品では明確な効果は見えなかった
「大豆パワー」= 全員に万能ではないけど、上手に食べると効果あり?
※感想
まずnがとても多くてよくそれだけの数に患者様に前向きコホートできたという素晴らしいという感じです
昔はワーファリン使っている方は納豆食べれなかったのですが、今はDOACが出てきてから納豆食べれるようになってきていて患者さんもそれが一番うれしいと言っていただけることが多いです
その納豆が心房細動リスク軽減させているのは何か皮肉のようでおもしろいですね!
そこに目を付けられた国立循環器病センターの先生も素晴らしいと思います。納豆と心房細動の関係がよりわかるといいですね。

