ChatGPTをよく使う人はうつになりやすい?(JAMAより)
「ChatGPTをよく使う人はうつになりやすい?」
― 最新研究が示した“生成AIとメンタルヘルス”の関係
ChatGPTなどの生成AI(Generative AI)は、仕事・勉強・日常生活で急速に広がっています。
文章作成、調べもの、相談など、すでに生活の一部になっている人も多いのではないでしょうか。
しかし最近、生成AIの利用とメンタルヘルスの関係について気になる研究結果が報告されました。
米国で行われた大規模研究では、
生成AIをよく使う人ほど「抑うつ症状」が多い傾向があることが示されたのです。
最新研究(JAMA Network Open)の概要
この研究では、アメリカ50州の成人を対象にした大規模オンライン調査が行われました。
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対象:18歳以上の一般成人
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調査時期:2025年4〜5月
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解析:生成AIの利用頻度・利用目的とメンタル状態
研究では
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ChatGPTなどの生成AIの使用頻度
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SNSの利用状況
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抑うつや不安などの感情
との関係が詳しく分析されています。
研究でわかったこと
① 生成AIをよく使う人ほど抑うつ症状が多い傾向
生成AIの使用頻度が高い人では
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気分の落ち込み
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不安
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ネガティブ感情
といった抑うつ症状が多い傾向がみられました。
ただし重要なのは、
AIが原因でうつになると証明されたわけではないという点です。
可能性としては
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気分が落ち込んでいる人ほどAIを使う
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AIを長時間使う生活が影響する
など複数の要因が考えられます。
② AIの「使い方」で影響が違う可能性
研究では、AIを何に使うかによって影響が違う可能性も示されています。
生成AIの主な利用目的には
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情報検索
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文章作成
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学習サポート
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会話相手
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仕事の効率化
などがあります。
AIを道具として使う場合と、
会話相手のように使う場合では、心理的な影響が異なる可能性があります。
③ SNSと似た「デジタル依存」の側面
研究者は、生成AIの利用はSNSと似た心理的側面を持つ可能性も指摘しています。
例えば
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長時間の画面利用
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対人コミュニケーションの減少
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睡眠時間の減少
といった生活習慣の変化は、
これまでの研究でもうつ症状と関連することが知られています。
医師の視点:AIは悪いもの?
結論から言うと、
生成AIそのものが悪いわけではありません。
むしろ
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仕事効率化
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学習支援
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医療情報の理解
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生活のサポート
など大きなメリットがあります。
大切なのは
✔ 長時間使いすぎない
✔ 睡眠を削らない
✔ 人とのコミュニケーションも大切にする
といったバランスの取れた使い方です。
まとめ
生成AIは非常に便利なツールですが、
今回の研究では
「利用頻度が高い人ほど抑うつ症状が多い傾向」
が報告されました。
ただし
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因果関係はまだ不明
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今後の研究が必要
とされています。
AIを上手に活用しながら、
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睡眠
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運動
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人との交流
といった基本的な生活習慣を整えることが、メンタルヘルスにはとても重要です。


